作業療法
作業療法ってなに
作業療法の紹介
活動内容
精神疾患の作業療法
認知症の作業療法
アルコール依存症の作業療法

認知症の作業療法
認知症の作業療法では、中心症状があるなかでも不安を和らげて、二次的な周辺症状を少なくし、安心感があるなかでその人らしい生活を取り戻し、維持していくことを目標に行っています。

リハビリテーションの内容は、食事・排泄・身だしなみなどのケアの場面から、各種の創作活動や園芸などの作業療法、回想法・レクリエーション・音楽など幅広く、一人一人の症状や不安の強さなどに応じた関わりが求められます。

無理なく自然に日常生活や活動に取り組むなかで、安心して、自分に関心を持ち、人と一緒に過ごし、笑顔を見せたり、楽しみを感じて表現したりすることを通して、より良い生活の質・リズムを目指したリハビリテーションを進めていきます。

また、狭く少なくなりがちな生活空間や人との交流・情緒的体験の機会を維持するためにも身体機能のリハビリや活動的な生活により、心身両面の廃用性機能低下を防いで、基本的な運動能力・生活能力の維持を図ります。

活動の場面では、生け花や歌の腕前を披露して自慢げな表情やレクリエーションでのこぼれんばかりの笑顔を度々見せていただけます。残されている健康的で豊かな生活につながる能力に多くアプローチし、問題行動が増えて家庭でのケアが難しくなり、入院治療を経て退院し、デイケアに通いながら家族とともに住み慣れた家で永く過ごすことができる生活そのもののリハビリテーションにつながればと思います。