投稿日時: 2023-06-26

各内観学会に参加して…
5/26(金)〜5/28(日)の3日間、東京大学本郷キャンパス伊藤国際学術研究センターで開催された、第45回日本内観学会、第9回国際内観学会、第11回日本内観学会主催内観研修会に参加させていただきました。

日本内観学会では「次世代から見た内観の課題と発展」というテーマでシンポジウムが行われ、次世代に内観を残して行くためには、現在のままの内観療法を継続していくことは難しく、どのような方にも取り組みやすい内観療法を開発していく必要があると同時に、それを行う上で基礎(内観原法)も忘れてはいけないという事が話し合われました。当院の内観療法も正にそのような時期に直面していると感じました。

国際内観学会では中国、アメリカ、ルーマニアの先生方が来日され、それぞれの国で取り組まれている内観療法を紹介されていました。やはり世界でも、国ごとに取り組みやすい工夫をされていて、拡がりを見せているようでした。

内観研修会では「デイケアでの日常内観の実践」ということでアディクショングループではマインドフルネスを用いた日常内観を、精神疾患グループでは内観的認知療法(NBCT)をそれぞれ実施していることなど、三和中央病院デイケアにおける内観プログラムの概要を詳しく説明させていただきました。会場からは対象の頻度、具体的な方法など教えて欲しいとの要望もあり、当院デイケアでの内観療法に多くの方に、興味関心を持っていただきました。他施設、グループでも「つながりの会」「内観セミナー」「e-mail内観」など一般の方を対象にした様々な日常内観の取り組みを学ぶことができ、当院デイケアおプログラムにも取り入れていきたいと思いました。とても収穫のある学会、研修会に参加できたと感じています。





投稿日時: 2022-12-07

大分県別府市で開催された第67回九州精神医療学会に参加してきました。         

当院より看護、デイケア、精神保健福祉士より計3症例を発表しました。

議題は
『うつ病により拒絶状態にある患者への介護介入』
『就労プログラムの経緯と今後の展開』
『地域での生活再建を目指して〜わたしの幸せとは〜』です。

それぞれの立場から
現場で患者様が病気と寄り添いながら
より良い生活ができるよう支援をしていることを発表できたと思います。
コロナ禍による影響もあり
学会が久しぶりに行われたため、各県より多くの出席者が参加していました。
様々な事例がありましたが
中にはコロナ禍での支援について発表されていた方もおり
当院では学ぶことができない学びの場となり充実した学会でした。
今回の経験を今後当院でも患者様の支援に活用していきたいと思います。





投稿日時: 2022-09-20

令和4年9月10日に
諫早市の長崎TSMセンターで看護研究発表会が開催され
当院からは訪問看護の高崎さん、外来の大山さん、北浦さんがが参加してきました。

〜高崎さんからのメッセージ〜
9/10(土)に諫早市の長崎TSMセンターで開催された、日本精神科看護協会長崎県支部看護研究発表で座長を務めさせていただきました。初めての経験で緊張もありましたが、無事に大役を終えくことができました。私は2020年から精神科認定看護師として活動をさせていただいておりますが、精神科認定看護師の教育課程の中で「日々の看護実線やケアを理論等を用いて文章化し他社に伝えることが精神認定看護師の役割」であると学びました。その最たるものが看護研究であり、看護の質の向上のためには大変重要なものだと考えております。今回、他の病院や施設での研究発表を聴き、普段あまり関わることがない急性期や医療観察病棟での取り組みなど理解を深めることができました。私自身も精神科認定看護師として、看護の質の向上へ向けて看護研究にも携わっていき、精神科看護の益々の発展のための一助となれればと思います。

座長を務められた、高崎さん


〜大山さん,北浦さんからのメッセージ〜
アンケートを通して患者さんの声を直接聞く良い機会となり意義のある研究になったと思います。他病院の研究内容は知らない事ばかりで大変勉強になりましたし、研究発表に対するスタッフの取り組む姿勢には刺激を受けました。この研究で学んだこと、感じた事を今後に活かしていきたいです。

大山さん、北浦さん





投稿日時: 2021-10-22

2021年10月2日・3日の両日、北海道赤平市の平岸病院にて第43回日本内観学会北海道大会が開催されました。今大会ではコロナ禍のなか、Web開催となりました。



シンポジストに招かれて「内観と森田の対話」の演題で発表しました。日本生まれの精神療法である内観療法と森田療法には多くの共通点があり、精神科で応用なされています。



北海道の大自然と平岸病院の職員さんの暖かいおもてなしに感激いたしました。会場をご提供頂きました社会医療法人博友会理事長の谷博先生ならびに大会長の齋藤利和先生には大会開催にご尽力頂き感謝申し上げます。





投稿日時: 2019-12-20

令和元年12月12日と13日、長崎ブリックホールで行われた第65回九州精神医療学会へ参加してきました。


当院からは5つの演題について発表を行いましたので、ここでその感想をご紹介させていただきます。

(1)テーマ『「自宅へ連れて帰りたい」という家族の思いに寄り添って〜多職種連携し関わりを持つことの重要性〜』
今回初めて九州精神医療学会に出席させていただきました。
とても興味深い内容の研究が多く有意義な時間を過ごすことが出来ました。
沢山の研究を聞く中で、スタッフ一人一人またチーム全体の意識の持ち方一つで変えられる事があるのだと当たり前のことですが今更ながら強く感じました。正直つい面倒だと思ってしまうことがしばしばありますが、今回の学会を通じて学んだことを無駄にしない看護提供を行っていこうと思います。

(2)テーマ『医療観察法による指定通院医療機関として〜精神保健福祉法による入院を経てPSWとしての関わり〜』
今回、初めて九州精神医療学会に参加させていただきました。
日頃の患者様との関わりを研究として発表することで、多職種によるさまざまな視点で、これまでの経過を再確認することができました。
この経験を今後の援助に生かしていきたいと思います。
このような貴重な機会をいただけたことに心より感謝いたします。

(3)テーマ『前兆〜患者のサインに気付く〜』
今回、初めて九州精神医療医学会に参加し発表させていただきましました。
初めての経験であり緊張しましたが、他病院の様々な発表も聴くことができ、とてもためになる学会となりました。

(4)テーマ『スキン-テアシート活用に向けた意識向上への取り組み〜患者さんの皮膚を守りたい〜』
今回の学会に発表者として参加させていただき、九州各県よりたくさんの発表者が参加されており、一部しか聞くことはできませんでしたが、興味深い内容の発表も多くありました。
発表方法も実際に聞くことで、反省点や今後に生かせるものを学ぶことが出来ました。

(5)テーマ『心の扉を開く〜怖い世界に踏み込んで〜』
今回の精神医療学会に参加し研究した事で、精神症状の変化に伴う身体的な変化を学ぶことができました。学会参加によりとても有意義な経験ができたと思います。是非、今後の看護に活かしていきたいと思います。
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通常業務に加え学会に至るまでの準備等、大変だったと思いますが職員のみなさまお疲れ様でした。





投稿日時: 2019-09-11

2019年8月31日から9月1日まで、中国安徽省蕪湖市で開催された第7回中国内観療法学会に参加してきました。中国では1989年に内観療法が始めて紹介されてから現在までに、ほぼ中国全土に内観療法が普及しています。

今回は、特別講演に招かれて「触法精神障害者に対する内観療法」の演題を発表してきました。






投稿日時: 2019-07-29

7月12〜14日、第42回日本内観学会大会 長崎大会が、新元号「令和」になって初めて開催されました。

第42回大会では、メインテーマを「内観の現代化〜次世代へ向かう内観」とし、日本各地で内観を情熱的に普及されておられる先生方から各地の現状と問題点についてご意見を頂きました。


また、日本に限らず、内観は世界へも広がっています。
今大会では国際シンポジウムを企画し、日本を含め、アメリカ、中国、スリランカの方々に、内観の国際化についてディスカッションしていただきました。


さらに今大会では市民公開講座を開催し、映画監督の松本准平さんをお招きして、一昨年上映公開され話題となった「パーフェクト・レボリューション」に登場する障がい者への思いなどを語っていただきました。


これから時代は変わろうとも、内観の本質が失われることなく次世代へ受け継がれていくことを課題として、本大会がそのような架け橋の場になることでしょう。





投稿日時: 2019-07-16

6月21〜23日、 日本精神科看護学術集会が長崎ブリックホール・長崎新聞文化ホール アストピアで開催されました。

日本精神科看護協会の会員ら約1500人が3日間、教育セミナーや行政報告、管理者セミナー、特別企画、支部企画、現場からの実践報告などに参加し、技術の向上をめざして活発な意見交換などもあり、お互いが情報共有し自己研鑽する機会でした。

当院より4事例の発表された方、6名の運営委員の方、お疲れ様でした。



◆テーマ「精神科看護における電子カルテ活用の現状と課題〜看護師を対象とした意識調査から見えたもの〜(シリーズ研修)」を発表して

 精神科病院において電子カルテの普及率は低く、6/23発表には、多数のフロアの方々が来て下さり、電子カルテに対する関心の高さではないかと感じました。またこの研究を通して、今後、電子カルテを有効活用するためには、申し送り方法やシステムの見直しなど課題が明確となりました。

◆テーマ「医材節約に対する看護師の意識調査〜コスト削減を目指して〜 」を発表して

 1年を通して看護研究に携わり、学術集会での発表にも参加させていただき大きな学びとなりました。今後も、何事にも疑問を持ち、看護に携わっていきたいと思います。


 





投稿日時: 2019-07-09

今週末の12日(金)から14日(日)まで、
長崎大学医学部 良順会館において、「第42回日本内観学会大会」が開催されます。

最終日の14日(日)13時からは「市民公開講座」が開催され、
映画監督の松本准平さんに、一昨年に上映公開され話題となった「パーフェクト・レボリューション」に登場する障がい者への思いなどを語っていただきます。参加は無料です。
是非ご参加下さい。

学会・研修会情報
第42回日本内観学会大会
第4回日本内観学会主催内観研修会

 会 期: 2019年7月12日(金)〜7月14日(日)
 会 場: 長崎大学医学部良順会館
      (長崎市坂本1丁目12-4 TEL:095-819-7007)
 大会長: 塚崎 稔(三和中央病院院長)
 事務局: 三和中央病院(長崎市布巻町165-1)
 電 話: 095-898-7511
 FAX: 095-898-7588
 E-mail: naikan@sanwa.or.jp

↓↓日本内観学会大会および市民公開講座の詳細はこちら↓↓
 ●「第42回日本内観学会大会」ホームページ
 ●「第42回日本内観学会大会」プログラム
 ●「第42回日本内観学会大会」参加申込







投稿日時: 2019-06-24

6月20日に新潟市で開催された第115回日本精神神経学会学術総会で、一般シンポジウム「内観療法の理論と現代的応用」について発表してきました。

当院では、依存症の治療に内観療法を実施しています。今回はその有効性を発表しました。

また、7月12日から14日には、第42回日本内観学会長崎大会を長崎大学医学部良順会館にて開催いたします。
多くの方々にご参加くださいますようお願い申し上げます。






投稿日時: 2019-05-07

  4/19〜20に福井県にて行われた第2回うつ病リワーク年次大会に参加、発表させていただきました。電車に揺られ片道7時間強の長旅でした。福井駅は肌寒く、長崎との気温差と共に距離を肌で感じる事となりました。



  今回の大会で、私は『ADHDの方へのリワークプログラム 〜アフターフォローとしてリワークメール相談を利用し仕事継続中のケース〜』
というテーマで発表させていただきました。

  当院デイケアは現在、リワーク協会が推薦するリワークプログラムに沿って行っております。その中には復職後のアフターフォローも非常に重要であると言われています。

  今回、アフターフォローとして当院が行っている復職後のメール相談についての発表をさせていただきました。発表により様々な方から助言や助力をいただきました。これを糧にリワークに参加していただいている方へより質の高いプログラムを提供し、復職後の長期就労の手助けを行っていきたいと思っています。

  余談ですが、当院デイケアは4月よりうつ病リワーク協会の施設会員となりました。休職中で仕事復帰を目指している方はぜひ一度当院デイケアへご連絡ください。





投稿日時: 2019-02-04

平成31年1月31日、2月1日に福岡県にて行われた第64回九州精神医療学会に参加してきました。

当院からは、座長、発表者として参加し、『臨床における言葉選びの繊細さ』、『こころの点滴プロジェクトを試みてーその人らしさへのアプローチー』の2題について発表しました。

また、さんクリニックからは、『精神科クリニックの窓口看護でできることーひとりぼっちの人の味方にー』について発表しました。

当日だけではなく、発表に向けた準備を進めていく中でも、様々な気付きがあり、自分達の実践を振り返る為の貴重な機会となりました。
今回の学会を通じて得られた気付きや学びを、今後の患者さんとの関わりに繋げていきたいと思います。